エピソード紹介♡料理下手な私に彼が突然の・・!

エピソード紹介♡料理下手な私に彼が突然の・・!

料理下手な私のポトフを食べて一言・・

彼と知り合ってからというもの、私たちは色んな所でデートをしました。

特に彼は食べる事が大好きで、料理の美味しいお店のある場所をよく知っている人です。

デートの度に色んなお店に連れて行ってもらい、普段食べるような機会が無いような料理を食べさせてもらったりしました。

フランス料理やイタリア料理は勿論の事、南米料理やブラジル料理にギリシャ料理といった物も食べたりしたんです。

食べる事が大好きな彼ですから、勿論自分自身で作る料理もそれは最高でした。

彼の家に行くと、キッチンにはいつも豊富な調味料が陳列されていて見事なものです。

そして彼の手料理をゆっくりと味わいながら、ワインを飲みつつ会話を楽しむ事がもう日課になっていました。
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しかし私は彼と違い、食べる事は好きでも料理が全く出来ないんです…。

どんなに料理本を見てもインターネット上で見つけた誰でも作れる簡単な料理のレシピでも、思ったような味にならずいつも失敗ばかり…。

密かにお料理教室にも通ってみましたが、全然ダメでお手上げ状態でした。 お料理教室の先生にも苦笑いされるばかりで、一向に上達しないばかり…。

こんな料理をグルメな彼に食べさせる事なんて勿論出来るはずがなく、時々彼から『君の手料理を食べてみたいな』と言われてもどうにかして誤魔化すばかりでした。

ある日、何の知らせも無く彼が私の家に来た時がありました。 その時もダメ元で料理の練習をしていた時で、彼は家に入るなりその匂いに気付いてしまったんです。

その日は、見た目はまだいい方でしたが味はいつも通り美味しさを感じませんでした。 塩加減と味の調節が難しく、中々思う通りにいかず落ち込んでいたところだったんです。

彼は私が作っていたポトフの入っている鍋に近付き、何も言わずに味見をし始めました。
その時の私はきっとこの世の終わりが来たような表情をしていたでしょう…(´・ω・`)

でも、味見をした彼はそのままポトフをスープ皿に入れて食べ始めたんです。

美味しくなかったはずのポトフを黙々と食べる姿を見て、不安にしかなりませんでした。
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彼は終始黙ったままスープ皿に入っていた大盛りのポトフを食べ終わると、無言のまま手招きをしてきたんです。

(あぁ、注意されちゃうかな……だってあれ美味しくなかったし…)

そう思って肩を下ろしつつ彼の隣に座ると、さっきまで無言だった彼が少し笑っていました。

どうして笑っているのか分からず、もしかして不味かったから飽きれてしまったのかもしれない…。

そう思ってしょんぼりとしていた私に彼がこう言ったんです。
「中々料理、上達しないね。頑張って料理の練習してくれてる事知ってたよ、家に来る度に料理道具が増えてる気がしてたし、カレンダーに料理教室の予定とかも書かれてたしね。長らく頑張ってくれてたんだよね、ありがとう。」

頭をぽんぽんと撫でながら言われた言葉に驚いて黙って聞いていると、彼は私の方に向き直り話を続けたんです。

「確かに塩気は多いのに味が全然しなかったけど、でも不思議とさ…食べてると満たされた気持ちになったんだよね。君がこんなに練習して頑張って料理の練習をしてくれてたんだって思
うとさ、それだけで美味しく感じるんだよ。今日来て良かった、本当はこれを受け取ってもらえないかと思ってきたんだ

そう言ってジャケットのポケットから小さな箱を取り出したんです。 この形状は見覚えがありました。

よくドラマや映画で目にする、プロポーズする時に出される婚約指輪の入ったアノ小さな箱です。 そこでようやく理解しました、彼が今日【家に来た理由】をです。
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彼は箱を開けると、私の目をしっかりと見てこう続けたんです。

「僕の為にこんな風に頑張ってくれる君が大好きです。だから君の作る料理もこの先食べたい。僕の為だけに作って欲しい……結婚して下さい。」

しっかりとした口調で言っていたけど、彼は緊張気味で少し目が泳いでいました。

それを聞いて、今まで努力してきた事が無駄じゃなかったんだと分かり、そしてまだまだ美味しく作れない料理をこれからも食べたいと言ってもらえた事に涙が出ました。

何度も頷いて、 「はい…はい!お願いします!」 という私の薬指に指輪を嵌めて抱き締めてくれました。

まだまだ料理の腕は上達しないけれど、彼の為に頑張って美味しい料理を作る奥さんになろうと決心した瞬間でした。

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