エピソード紹介♡絵葉書で想いが募ってプロポーズ

エピソード紹介♡絵葉書で想いが募ってプロポーズ

エピソード紹介♡絵葉書で想いが募ってプロポーズ

私は学生の頃、バックパッカーとしてヨーロッパの方を回っていました。当時ギリシャの歴史を大学で学んでいたのもあり、最終目的地はギリシャでした。

アテネ入りした私はずっとお目当てだったスニオン岬のポセイドン神殿へと出発。

ワクワクしていたのもつかの間、悪路と地元のバスの豪快なドライビングテクニックで私は完全に酔ってしまい、海など見る余裕もなくスニオン岬に到着となったのです。
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やっとバスから解放された私は、ポセイドン神殿に入る前に神殿の日陰で休んでいました。

すると、足音が響いてきて、私の近くで止まったんです。

誰かが近くにいると分かっていても酔いが醒めず、ボーっとしていると「大丈夫?」と声をかけられました。

日本語が聞こえてきたことにまずビックリしたのを覚えています。

かろうじて顔をあげると、おそらく日本人と思われる男の人が目の前にいたんです。

「大丈夫?」

もう一度聞かれた私はさすがに返事をしなきゃと「大丈夫です。バスで酔っちゃって。」となんとか答えました。

すると、「よかった!日本人だった。」と彼は嬉しそうに笑いました。
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彼は同じくバックパッカーで、アフリカを旅して最近ヨーロッパ大陸に来たようでした。

その後彼に介抱されて酔いの醒めた私は、彼と会話をしながら神殿の周りを巡りました。

青い空に青い海、そして古代遺跡と二人で心を奪われたように眺めていました。

気付くともう日も落ちており、「そろそろアテネに戻らないとバスが無くなるよ。」と彼が教えてくれました。

ユースホステルが同じだったため、一緒に帰ることになったんです。

何故ギリシャに来たかという話になり、彼は「寄り道で来たんだ。」と言いました。

私がギリシャの歴史を勉強していることを話すと、彼は「明日アテネの博物館に行くつもりなんだけど一緒にどう?勉強してるならいろいろ教えて欲しい」と言ってきたんです。

彼と話している時間が楽しかった私は、快諾しました。
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次の日、私たちはユースホステルから博物館へと向かいました。
なんでギリシャ史なの?と聞かれたので今まで人には話さなかった興味の理由を話しました。

「オデュッセイアっていう話があるんです。戦争後、妻の元に10年も帰らなかった男の話で。私なら絶対にどこかで浮気してたんでしょう?

って思いますけど、その主人公は冒険譚を語るんです。その話が面白くって。それからですね。」

1日が終わり、私は翌日帰国をする予定になっていました。

それを知ると彼は、「一緒に世界を旅した仲間として連絡先教えて!」と言ってきたんです。私も今後彼がどんな旅をするのか知りたくて連絡先を教えました。

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帰国後はいつもと変わらない生活が待っていました。

ただ一つ変わったのが週に一度届く彼からの絵葉書。

彼は次々に場所を変えて行くので返事は書けませんでしたが、毎週の絵葉書は私の楽しみになっていました。

そして出会って1年たったころ、彼から急に電話が来たんです。

電話なんて初めてのことでした。

「国際電話?」と聞くと「やっと帰国したんだ。」っと言う彼。私たちは日本で会うことになりました。

久しぶりに会う彼は、変わらず日焼けをして健康そうでした。

「元気そうなのに何で急に戻ってきたの?」と私が聞くと「会いたくなった。正直日本では楽しい事を見つけられなくて、海外出たら何か変わるかと思ってたんだけど、何も変わらなかったんだ。

でもギリシャで君に会ってから、毎週絵葉書を出すことが楽しくなって。会いたくなって、我慢出来なくなって帰って来ちゃった。」と彼は答えました。

会いたくなってから帰ってきたなんて嬉しいなあと顔が赤くなってしまいました。
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「帰って来て、これからどうするの?」と気になっていることを聞くと「日本できちんと頑張る。仕事も見つけるし、もうふらふらしない。だからいつか俺のお嫁さんになってよ。そのつもりで付き合ってほしい。」とはっきり目を見て言われたんです。

会いたかったのは、私もおんなじ。

「いいよ、ちゃんと仕事見つけてね?」

と笑いながら、OKしました。

「俺は1年遅れて帰って来たけど、冒険譚話したら許してくれる?」と彼は笑いました。

彼はその後、バックパッカー仲間の社長さんに気に入ってもらい、就職。現在も頑張ってお仕事しています。

そして私たちは半年後には海外で結婚式を挙げる予定です。

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