線香花火が僕のプロポーズ

線香花火が僕のプロポーズ

僕と彼女は花火大会の会場で出会いました。

僕が屋台で買ったたこ焼きを地面に落としちゃったときに、彼女が声をかけてくれたんです。

僕の後ろで彼女もたこ焼きを買っていたらしく「一緒に食べませんか?」と。あのときは本当に恥ずかしかったですね。

その後、お互いに一人で花火を見にきたこと、花火が好きだということがきっかけで話が弾み、付き合いが始まりました。

付き合い方についてですが、バーや高級レストランで恋人と寄り添いながら愛を確かめ合ったりして、結婚に向けて愛を育んでいくのが僕の理想です。

しかし、僕にはムードというものがいまいちわからないし、バーや高級レストランのようなお洒落なお店も似合わないんです。

夜景を見に行ったりテーマパークに行ったりすることもありますが、主にデートは居酒屋です。

常に飾らず、自然体のままでいたいっていうのもあります。彼女もその点では共感してくれます。

こうして付き合いを続けていくことで、彼女の良い面も悪い面も見えてきましたが、どちらも一生大事にしていきたいと思えました。

プロポーズのきっかけと言えるかわかりませんが、結婚を真剣に考えるようになったのは、彼女のことを理解できるようになってからですね。

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プロポーズは、出会ったきっかけの花火に関連づけたかったので、今回それを実行しました。

本当は花火大会の日にプロポーズをしようと考えていましたが、雨が降り中止になってしまったので、予定変更してファミレスでデートをすることにしました。

このときはプロポーズを諦めて、同時にプロポーズの仕方も急遽変更し、数日後のデートで市販されている花火を使おうと決めました。

ある晴れた日の夜、彼女と河原に足を運び、2人で小さな花火大会を始めました。

周辺に街灯はなく暗いため、小さなランプを地面に置き、その近くに水を汲んだバケツ。

鈴虫の鳴く音と、風の吹いていないほのぼのとした雰囲気の中、ススキ花火・ロケット花火・ネズミ花火・打ち上げ花火を充分に楽しみました。

そして、いよいよ花火のトリである線香花火の登場です。

この線香花火の10本のうち1本にとても簡単な仕掛けをしました。

持ち手の部分と同じ色の和紙を粘着力の弱い接着剤で付け、簡単に剥がせるようにしてあります。

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数本、普通の線香花火を楽しんだあと、ついに仕掛けた線香花火を持ちました。

厚みと材質が違うので持った瞬間に違和感を覚えたようです。

その和紙を剥がしてもらうと、彼女は「え?」っという表情をしました。

和紙には「目を閉じて」と書いてあるからです。

 

僕は彼女に目を閉じるように促し、ポケットに用意していた指輪を取り出して、彼女の目の前に差し出しました。

「僕と結婚してください」

サプライズとしてはかなりレベルの低いものでしたが、彼女はとても喜んでくれました。

〜後日〜
初めて彼女の両親へ挨拶に行きましたが、お父さんから挨拶早々に「ありがとう。宜しくお願いします」と言われ、さらに僕の手を取り、強く握ってくれたので驚きました。

どうして初めて会った僕をこんなに快く迎えてくれるのか疑問でしたが、どうやら彼女から僕と出会った時の話を聞いたり、一緒に撮った写真を見たりしていたため、初めて会った気がしなかったのだと教えてくれました。

むしろ、早く会ってみたいと思ってくれていたようです。彼女を見ると、彼女は照れ笑いをしていました。

「挨拶に来るのが遅い」と怒られるのではないかと不安だったので、彼女の行動にとても感謝しています。

彼女は実家に住んでいて、僕は一人暮らしをしていましたが、これをきっかけに僕の家で同棲することになりました。

今は結婚に向けて、着々と準備をしている最中です。

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